Mendel

Mendel

Mendel は、異なるリズム、強度、感情を緻密かつ情熱的に織り交ぜる DJ である。彼の魅力的なセットは、過去50年にわたる幅広い音楽から選び抜かれ、甘美なブギーやエネルギッシュなディスコから、ディープハウス、ムーディーなエレクトロ、荒々しいアシッドトラックまでを自在に横断する。彼のダンスフロアには常に高揚の瞬間が訪れるが、拳を突き上げるような盛り上がり以上に、官能的な瞬間を大切にしている。

彼がパーティー、そして人生において掲げる哲学は、一過性のエンターテインメントを超え、より意味のあるものを追求すること。その精神は、真摯で心のこもった体験を求める世界中のオーディエンスから共感を集めている。熱狂的なボートパーティー、大規模なフェスティバルのステージ、暗く親密なクラブなど、どのような環境であっても、20年以上の経験によって磨き上げられた Mendel の繊細な感性と確かな技術が発揮される。

アムステルダムで生まれ育った Mendel は、11歳のときに Waterlooplein のマーケットで初めてレコードプレーヤーを購入。10代でヒップホップ・スポットの De Duivel や Bitterzoet で初めて DJ を経験し、レコードショップやナイトライフなど、街の豊かなカルチャーに深く没頭していった。その後、Waxwell Records で働くことでさらに音楽的視野を広げ、やがて自らパーティーをオーガナイズし、ヨーロッパ各地のヴェニューでプレイするようになる。

2018年からは、コミュニティを軸としたイベントシリーズ Ciranda を主宰。アムステルダムでも特にサウンドにこだわるヴェニューのひとつ Doka でレジデンシーを持つほか、複数の野外イベントや、リオデジャネイロ、サンパウロ、ロンドンでも開催してきた。Cirandaでは、新進気鋭の才能や正当な評価を受けていない実力者、そして時にはレジェンドまでをラインナップ。その忠実で多様なダンサーたちが生み出す、他ではなかなか味わえない特別で温かなエネルギーも大きな魅力となっている。

プロデューサーとしての Mendel は、エディットやリミックスにおいて原曲への敬意を大切にし、自身のエゴを押し付けることなく、オリジナルが持つ美しさを引き出すアプローチで知られている。Kalita Records、Rush Hour Recordpool、Notes On A Journey などから発表された彼の作品は、その緻密なクラフトマンシップが評価され、数多くの目利きの DJ たちのレコードバッグに収められてきた。

現在はデビュー EP を制作中。長年にわたり質と愛情を注ぎ続けてきた彼の音楽活動における、次なる一歩となる。